kikiです。
築30年の戸建てを購入して理想のお家を作っています。
年末、二週間ほどかけて家の二階のほぼ全ての壁と天井を珪藻土で塗りました。

みなみに、一階部分は廊下を含めて、バスルーム壁と天井、トイレと洗面所の壁以外はすべて珪藻土と聚楽壁で塗ってあります。


や、やりきった…!
お疲れ様ーー!!
大変でしたけど、しあがりは大満足しています!
今日は、塗ってから約3週間ほど経過している現時点で実感している、珪藻土壁のメリットデメリットをご紹介します。
珪藻土壁のメリット
調湿作用がある
トイレや洗面スペースの壁以外は全て珪藻土や漆喰を塗った我が家。
はじめに結果をお伝えすると、調湿作用、かなりありました。
我が家の壁の下地は一部を除いてほとんど石膏ボードです。
調湿作用のある石膏ボードもあるみたいですけど、そんなものを採用して家を建ててる人はほとんどいないと思うんですよね。
おそらく現代の家はほとんどが調湿作用のない石膏ボードを下地として作った家だと思います。
昔は土壁の家がほとんどだったから、その土壁に、珪藻土やら漆喰やらの天然素材を塗ることによって、調湿作用の効果があったとされていました。
『現代の石膏ボードの下地の壁に、何ミリか天然素材の壁材を塗ったからと言って調湿作用はほとんど期待できない』と言い切っているネットの記事もありました。
そんな意見も目にしていたので『珪藻土にしたからって調湿作用あるのかな?どうかなぁ〜?』と思ってました。
しかし、塗ってから3週間ほどたった今、私はかなり効果を実感してます。
珪藻土壁にする前は、12月に入って気温が下がってから、家の窓や玄関ドアの結露がものすごくて、毎朝びしょびしょになってました。
我が家の窓は、半分くらいが二重窓なのですが、その分厚い二重窓をもってしても、12月に入って冷え込みが厳しくなると、早朝はかなり結露がひどかったです。
写真に取っておけばよかったんですけど、忘れちゃいました。
でも、珪藻土を塗って、壁や天井が完全に乾いてからは、全く!まったく!!結露がなくなりました。
ゼロです。
改善したとか言う生易しいものではなく、どんなに早朝冷え込んでいても結露することが全く無くなりました。
我が家は今結露ゼロの家になっています。
かなり快適です。
ただ、我が家の壁と天井はほとんどが珪藻土なので、結露ゼロの状態を維持できているのかと思います。
壁一面だけ、とか一部屋だけ、だとまた効果は変わるようです。
そのへんについてまとめてくださっている記事があったので、貼っておきます。
見た目が美しい
これは個人的な主観が大きいですが、見た目が美しいのも大きなメリットです。
珪藻土を塗ったら、今まで使っていた椅子やテーブルが高見えするようになりました。
面積が広いので、ぱっと見の部屋の印象をガラリと変えてくれるんです。
写真がうまく撮れていないのもあるのですが、写真で見るよりも実際に見るほうが違いが分かりやすいです。
アップでみたところ↓

壁紙とは全く違う質感なので、空間がクラスアップします。

とくに、ほんのり淡いブルーグレーの色を付けたリビングの天井は本当にお気に入りです。

照明も更にオシャレ度がアップして見えるようになりました!
質感にこだわる人には本当におすすめです。
消臭効果がある
我が家は築30年です。
したがってトイレも30年ものです。
コロナのせいで、トイレの納期が遅れて、まだトイレはリフォームできていないのです。
現在も使用しているトイレがこちら↓

既になくなってしまったメーカー。INAXのウォシュレットです。
2021年の9月に入居してから、かれこれ4ヶ月くらい、このヴィンテージウォシュレットと生活しております。
だからなのか?そうじしてもしても、臭いが気になってました。
はっきり言って臭かったのです。
ところが、天井に珪藻土を塗ってから、匂いが気にならなくなりました。
す、すごい…
リビングもすべて珪藻土なのですが、夜に餃子とか鍋とか焼き魚とか、匂いが気になるものを食べても、翌日の朝には全く臭いが気にならないのです。
そして、玄関のドアを開けたときの生活臭も、マンションに住んでいた時はかなり気になってました。
ところが、それも、全く気になりません。
今までは、ルームフレグランスを置いても、生活臭と混ざってイマイチ良さがわからなかったりしたのですが、今後は楽しめそうです。
めざせ!いい香りのする素敵なお家!
珪藻土壁のデメリット
汚れが付きやすい
はっきり言って汚れやすいです。
表面がザラザラしているので、いろんな汚れが付きやすいです。
ホコリとかも付きやすい…
我が家は2歳の娘がいるうえに、猫と暮らす予定なので、猫を迎え入れたら更にどんどん汚れていくと思います(笑)
メンテナンスがんばります!
メンテナンスが大変
メンテナンス頑張る、と言ったそばから悲報です。
さっきも言いましたが、珪藻土の表面は、ザラザラしています。
なので、汚れたときにツルッとした加工を施した壁紙のようにサッと拭き取ることはできません。
水拭きができないので、軽いヨゴレなら消しゴムでこすったり、サンドペーパーで少し削ることで解消できます。
しかし、水っぽいものは染み込んでしまうので、消しゴムやサンドペーパーで擦ったくらいでは取れません。
猫のおしっこなんかは染み込んでしまったら汚れが取れないと思います。
今までオス猫としか暮らしたことないので、メス猫が良いと思っていたのですが、スプレー行動のことを考えると、やっぱり女のコがいいかも!?と思ってます。
ちょっと話が逸れましたが、もし水っぽい汚れが染み込んでしまった場合は、汚れたところに漂白剤をうすめたもの塗って、キレイにすることができます。
ただ、色がついた珪藻土壁だと、その色まで漂白されてしまうので、その場合は少し削ってからタッチアップするのがいいそうです。
うっ…メンテナンスに手間がかかるね…
とにかく、壁紙に比べてメンテナンスが面倒くさいですね。
それでも塗り壁の質感大好きなので、大事にしていきたいです。
多少の汚れも味じゃん〜と思えるくらいの人があってるかも知れません。
思ったより柔らかい
珪藻土の壁は、触ると、意外と柔らかいのです。
触ると粉がつく、と書いている人もいました。
我が家の壁に塗ったけいそうリフォームは、粉がつくほどではありませんが、なんとなくサラッと?ザラッとした質感を感じます。
猫の爪とぎ、大丈夫かしら…
そこに関しては漆喰のほうが圧倒的に良いみたいですね。
猫によっては、珪藻土壁で、ガリガリやっちゃう子もいるみたいです。
性格とか好みによりそうですね…
壁紙よりは、いいみたいですけど。
日々のおそうじも、柔らかい箒とかで、優しく撫でてあげるのがいいみたいなので、やっぱり強度はそんなになさそうですね。
珪藻土壁はカビが生えやすい?!
メリットとして紹介した、珪藻土壁の調湿作用。
はじめに書いたとおり、私は効果をバッチリ実感しています。
あれだけダラダラ垂れていた結露、どこに行ってしまったのか…そう、壁の中なんですよね。
しかし、珪藻土壁自体には防カビの効果は無いので、壁が吸ってくれた湿気を外に逃してあげないと、壁の中の湿気はそのままに…
何年かたったあとでカビが生えてしまった…ということになりかねません。
メンテナンス方法はかなり簡単です。
毎日しっかりと換気をしてあげることで、壁の中の湿気を逃してあげるのです。
今の時期は寒いですが、掃除するときも換気はしますから、個人的にはそこまで気にならないです。
珪藻土壁用の防カビ効果のあるコート剤などもありますので、そういったものの使用も検討中です。
四国化成 エアリーコート↓
珪藻土壁はこんな人にオススメ!
ざっと簡単にメリットとデメリットをご紹介しましたが、こんな人には珪藻土壁をおすすめしたい!というポイントをまとめました。
- よくある壁紙の質感があまり好きでは無い人
- インテリアにこだわりたい人
- 塗り壁の質感が好きな人
- 窓の結露が気になる人
- 生活臭を消したい人
- 多少汚れたとしても、それも味と思える人
- 日々のお掃除、メンテナンスを苦に思わない人
珪藻土壁にするには、壁紙に比べて費用や手間がかかりますし、メンテナンスも面倒くさいです。
しかし、数あるデメリットをもってしても、私はいまのところは珪藻土壁にしてよかったと思っています。
このあと、この家で暮らしてみて、また一年、二年と時間が経ってからもレビューしていきたいです。
一年後どんなふうになっているのか、今から楽しみです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。